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スタバを我慢してNISA。そこまでしなくてもよくない?

スタバを我慢してNISA。そこまでしなくてもよくない?


最近の若い人は、お金について本当に真面目です。

NISA。

積立投資。

老後資金。

複利。

S&P500。

オルカン。

私が若い頃なんて、

「複利」

と聞いても、

たぶん何かの料理だと思っていました。

それくらい違います。

今は20代でも、

「毎月5万円を積み立てています」

「老後資金を作っています」

なんて普通に言う。

立派です。

本当に立派。

でも、ときどき思います。

そんなに若いうちから老後の心配しなくてもよくない?



🥲 スタバ500円を我慢して、40年後のために投資する



よくあります。

「毎日500円のコーヒーを我慢すれば、年間18万円以上節約できます」

という話。

確かにその通りです。

500円×365日。

大きい。

それを長期間投資すれば、複利効果も期待できます。

理屈としては正しい。

でも、

20代の友達数人でスタバに入って、

みんながフラペチーノを頼んでいる横で、

「私は40年後のために水で」

と言っているのを見ると、

40年後の自分より、今日の自分にも少しくらい優しくしてやれよ

と思います。



🙄 NISAは「我慢大会」ではありません



念のため言っておきます。

NISAは良い制度です。

利益が非課税になるメリットがありますし、長期的な資産形成を考えるなら有力な選択肢です。

金融庁もNISAについて、家計やライフプランを考えながら、長期・積立・分散で資産形成することを基本としています。

一方で、株式や投資信託には元本割れの可能性があります。

そして金融庁自身、2026年にも「無理のない範囲で投資に取り組む」ことが重要だと説明しています。

つまり、

生活を削り倒してでもNISAを満額埋めろ

なんて、誰も言っていません。

金融庁も言ってません。

たぶん、つみたてワニーサも言ってません。



🤢 NISA満額は、人生のノルマではない



SNSを見ていると、

「今年もNISA満額達成!」

みたいな投稿があります。

それはそれで素晴らしい。

余裕資金でできるなら、何の問題もありません。

でも、

「満額にできなかった……」

と落ち込む必要はありません。

NISAの枠は、

使わなかったら罰金を取られるポイントカードではありません。

年間の枠を全部使えたら偉い。

全部使えなかったらダメ。

そんな制度ではありません。

まして、

食費を削って、

友達付き合いを減らして、

旅行を諦めて、

服も買わず、

美容院にも行かず、

「でもNISAは満額です!」

となると、

金融資産は豊かになっているのに、本人の暮らしがデフレしています。



😮‍💨 老後2,000万円より、今日の2,000円も大事です



老後のお金は大切です。

これは間違いありません。

でも、

今日の2,000円だって結構大切です。

2,000円あれば、

友達とランチできます。

映画も観られます。

ちょっとした化粧品も買えます。

本も買えます。

犬におやつも買えます。

ちょっと遠くまで電車にも乗れます。

そして大事なのは、

25歳の2,000円と、70歳の2,000円では、できることが違う

ということ。

お金そのものは同じでも、

使う人間の年齢は同じではありません。



😑 若い頃の時間には、再購入ボタンがない



これが一番大きいと思います。

20代には20代の時間があります。

30代には30代の時間があります。

友達と夜中まで遊ぶ。

急に旅行へ行く。

知らない店へ入る。

ちょっと変な服を買う。

恋愛で失敗する。

意味のないものを買う。

意味のない時間を過ごす。

そういう一見ムダなことから、

あとになって面白い記憶ができたりします。

ところが、

「若い頃の時間もったいなかったな」

と思っても、

あとから取り戻せません。

Amazonにも売ってません。

楽天にもありません。

メルカリにも、

「25歳・夏・友達付き・ほぼ未使用」

みたいな出品はありません。



🤔 大人はすぐ「若いうちは我慢しろ」と言う



昔からあります。

「若いうちは我慢しろ」

「若いうちに貯めろ」

「遊ぶのはあとでいい」

「今は苦労しておけ」

なぜか大人は、

若者に我慢させるのが好きです。

でも、

その我慢にはキャッシュバックがありません。

「25歳から30歳まで我慢してくれたので、35歳になったら5年分返しますね」

とはならない。

返ってきません。

我慢した20代は、そのまま消費されます。



🫤 そもそも、大人の言うことは本当に正しいのか



これも疑ったほうがいい。

「投資は早く始めたほうがいい」

これは、長期投資という意味では合理性があります。

早く始めれば、運用できる期間が長くなるからです。

ただし、

そこから突然、

「だから若いうちは全部我慢しろ」

になるのは話が飛びすぎています。

投資を早く始めることと、

人生を早く縮小することは別です。

月5,000円から始めてもいい。

月1万円でもいい。

収入が増えてから積立額を増やしてもいい。

人生には、

0円か満額か

しか選択肢がないわけではありません。



🫡 投資の複利は語るのに、自分への投資の複利は忘れがち



株式投資では、

複利が大事。

長期が大事。

と言います。

では、

自分に使ったお金はどうでしょう。

資格を取る。

英語を勉強する。

パソコンを買う。

美容に使う。

服を買う。

旅行する。

人と会う。

知らない場所へ行く。

転職する。

仕事道具を買う。

これも全部、

未来の自分に影響する可能性があります。

たとえば20代で20万円使ってスキルを身につけ、

その結果、年収が50万円上がったなら、

なかなかのリターンです。

しかも、

配当金だけではなく、

本人まで成長します。



🥴 「自己投資」という言葉を使えば何でも正当化できる問題



とはいえ、

ここも注意です。

ブランドバッグを買って、

「これは自己投資です」

海外旅行へ行って、

「これは経験への投資です」

毎週飲みに行って、

「人脈形成です」

と言い始めると、

かなり便利な言葉になります。

翌朝二日酔いで、

財布の中が空っぽなのに、

「昨日は自己投資したなあ」

と言っている人も、

たぶんいます。

何でも投資と言えばいいわけではありません。

でも、

何でも浪費と決めつける必要もないと思います。



👉 若いうちの「ムダ遣い」が、全部ムダとは限らない



若い頃には、

あとから考えると、

「なんであんなもの買ったんだろう」

ということがあります。

あります。

私にもあります。

たぶん皆さんにもあります。

でも、

そういう失敗も含めて経験です。

少しくらい変なものを買ってもいい。

ちょっと高いレストランに行ってもいい。

似合わない服を買ってもいい。

旅行先で観光地価格のソフトクリームを買ってもいい。

その場で

「高っ!」

と言うところまで含めて人生です。

全部を合理化してしまったら、

かなり退屈になります。



👉 老後の自分を大切にしすぎて、今の自分を雑にしない



老後の自分。

とても大切です。

でも、

今の自分も本人です。

なぜか資産形成の話になると、

70歳の自分には優しいのに、

25歳の自分には猛烈に厳しい人がいます。

70歳の自分には、

「老後は安心して暮らしてね」

25歳の自分には、

「スタバ禁止」

「旅行禁止」

「外食禁止」

「服禁止」

「美容禁止」

「遊び禁止」

厳しい。

70歳の自分、優遇されすぎです。



👉 生活防衛資金は大事。でも「生活」を防衛していますか?



現金をある程度持っておく。

急な出費に備える。

これは大切です。

病気。

失業。

引っ越し。

家電故障。

突然の出費はいくらでもあります。

だから、

生活防衛資金という考え方があります。

でも、

ここで少し言葉遊びをすると、

「生活防衛資金」を貯めるために、

生活そのものが消滅していたら、

何を防衛しているのかわからなくなります。

生活を守るお金なのに、

守るべき生活がありません。

これは少し寂しい。



👉 節約だけで豊かになるのは難しい



節約は大切です。

月1万円のムダをなくせば、

年間12万円。

これは大きい。

でも、

節約には限界があります。

家賃0円。

食費0円。

通信費0円。

電気代0円。

にはできません。

最後には、

本人まで0円になってしまいます。

だから、

支出を減らすことだけでなく、

収入を増やす

という方向も考えたほうがいい。



👉 3万円削る方法と、3万円増やす方法



毎月3万円残したい。

そこで、

食費1万円削る。

交際費1万円削る。

美容代1万円削る。

はい、3万円できました。

でも、

毎月ちょっとつまらなくなりました。

だったら、

月3万円収入を増やす方法を考えてもいい。

転職。

資格。

副業。

仕事のスキルアップ。

小さなビジネス。

もちろん簡単とは言いません。

でも、

人生を3万円小さくする方法だけが資産形成ではありません。



💎 「若いうちは我慢しろ」に、そんなに意味はない



私は、

「若いうちは我慢しろ」

という言葉があまり好きではありません。

必要な我慢はあります。

勉強。

仕事。

健康管理。

何でも好き放題すればいい、

と言っているわけではありません。

でも、

若いというだけで、

未来のために現在を犠牲にする必要もない。

むしろ、

若い時期ほど、

失敗できる。

方向転換できる。

挑戦できる。

やり直せる。

だったら、

若いうちは我慢しろ

ではなく、

若いうちは、考えて使え

くらいでいいと思います。



💖 NISAもする。でもスタバにも行く。



極端にならなくていいんです。

NISAもする。

貯金もする。

将来にも備える。

でも、

スタバにも行く。

旅行にも行く。

友達とも遊ぶ。

欲しい服も、ときどき買う。

自分への投資もする。

そして、

意味のないものも、

たまには買う。

そのくらいが、

人間らしい資産形成ではないでしょうか。



👍 最後に



NISAは、

未来のためにお金を育てる制度です。

でも、

未来のために、

今の生活まで小さくする必要はありません。

投資する金額は、

人によって違って当たり前。

人生も、

人によって違って当たり前です。

SNSで誰かが、

「20代で資産1,000万円達成!」

と言っていても、

焦る必要はありません。

その人にはその人の人生があります。

あなたには、

あなたの人生があります。

そして、

誰か年上の人から、

「若いうちは我慢したほうがいい」

と言われても、

全部真に受けなくていい。

その大人が、

あなたの若い時間を返してくれるわけではありません。

老後2,000万円より、今日の2,000円も大事です。

未来の自分を大切にする。

それと同じくらい、

今日の自分も大切にしていいと思います。

大人が言う「常識」や「王道」が、いつでもあなたにとって正解とは限りません。

その常識で得をするのが、いったい誰なのか。

そこまで一度考えてみてもいいと思います。

言われたからやる。

みんながやっているからやる。

それだけは、ちょっともったいない。

自分のお金です。

自分の時間です。

よーく考えて、自分で決めましょう。

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