今の三十代より若いみなさんは、
『エロ本』という言葉すら知らないかも。
『ビニ本』なんてのは、かなり近代的!
その前の世代に、
『エロ本の自動販売機』
という、当時は画期的なマシンがあった。
中学1年くらいの頃、
自宅から10分ほど歩いた場所にその自動販売機があった。
家族も寝静まった夜中の1時過ぎ…
親の財布から100円玉3枚を抜いてポケットに入れて、
こっそり抜け出して、自動販売機でエロ本を買う。
あ、100円玉は、1枚ずつ別々のポケットに入れて、チャリンチャリン音がしないように。
飼ってた柴犬が騒ぐので、一緒に連れていく。
自動販売機は、シーンと静かな通りにある。
まわりをキョロキョロ警戒しながら、
何冊か種類があるエロ本から、300円で買えるエロ本を探す。
で、
100円玉を1枚ずつ投入…
その時の、「チャリン、カラカラカラ」という音さえ響きわたるほど静かで、凄くイヤ!
で、目あてのエロ本のボタンを押すと、
「ブーーー!」というけたたましいブザー音の1秒後くらいに、
取り出し口にストンと出てくる。
すかさず取り出して服の下に隠して帰る。
犬は、
「なんだよ、もうさんぽ終わりか」みたいな顔をしてた。
今の時代にはない苦労があった。笑
で、
中学3年になる春休みに初体験したので、
エロ本は買わなくなりました。
日本の自動販売機文化は素晴らしいというお話しでした。

